大円寺弘法堂に接する山林中にある雌木
大円寺弘法堂に接する山林中にある雌木。
この一 帯は窪地・湿地で、ハナノキの自生に適している。杉・桧と竹林の中で競って育ったためか、その径90cmの大木は、地上6mまでまったく枝がなく、樹高約 30mに及び、他に抜きんでている。近在ではその開花(4月上中旬)を愛でるとともに農事の目安とされている。
開花、受精しためしべは日に日に成長し、一カ月余り後の5月末には早くも熟す。このことは氷河期の寒冷を耐えた証拠だろうか。その翅果(トンボ)は風に飛び、適湿地に落ちて陽春(5月上旬)を待って発芽する。
住所 | 恵那市岩村町富田 |
最寄り駅 |
明知鉄道「岩村駅」
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- 見頃
- 4月上中旬