国指定天然記念物「傘岩」 kunisitei‐tennnennkinennbutu　kasaiwa

1934（昭和9）年1月22日に天然記念物として国の指定を受けました。特異な例の風化及び浸食が見られる貴重な標本です。
高さ約4.5ⅿの傘のように上部が広がった形が特徴の岩です。傘の形をした頭部の最も広いところは幅約3.3ⅿ（周囲約10ⅿ）、最も細い部分は直径数十㎝しかありません。
岩は黒雲母花崗岩。かつて天頂部表面は地面に出ており、風化作用など自然のうちに補強がされました。しかしその下の部分は補強がされず柔らかいままだったため、雨風により削られ、現在のようになったという説が有力です。他にも、すぐそばに流れる木曽川の水位が傘岩付近まであったために削られたともいわれます。

周囲にはモミジが植えられており、秋には紅葉を楽しむこともできます。